Googleアナリティクスの使い方!最初に覚えるべきポイント
Googleアナリティクスの使い方をご紹介します。
Googleアナリティクスは、サイト運営には欠かせない「Googleが提供する無料のWeb解析ツール」です。
「とりあえず導入したげど…使い方がいまいちわからない」なんてことはないですか?
そこで!
この記事では、初心者さんが、Googleアナリティクスを有効に使うために「最初に覚えるべきポイント」をわかりやすくご紹介します。
- Googleアナリティクスを導入したけど…使っていない
- Googleアナリティクスで何をすれば良いかわからない
- そもそも…Googleアナリティクスってなに?
- Googleアナリティクスとは?
- Googleアナリティクスで最初に覚えるべき使い方
- Googleアナリティクスの知っておきたい機能
- Googleアナリティクスを有効的に活用するには!
- まとめ!
それではご覧ください。
Googleアナリティクスとは?
Googleアナリティクスとは、Googleが提供する無料のWeb解析ツールです。
自分のウェブサイトやアプリのパフォーマンスを解析するためのツールです。
例えば…
ユーザーが何人、どのくらいの時間、どのページを見ていたのか。というような、ユーザの行動を把握することができます。
自分のサイトにユーザーが、どのようにアクセスしているかがわかります。
まだ、Googleアナリティクスを導入していない方はこちらの記事を参考にセットアップしましょう。
Googleアナリティクスの導入については…以下の記事で詳しく解説しています。「あわせてご覧ください」
Googleアナリティクスでわかること
Googleアナリティクスは検索エンジンに対する サイトの健康診断のようなものです。
Googleアナリティクスを使ってわかることは以下の通りです。
- 1. 誰が訪れているか(ユーザーの訪問状況・属性)
-
- 何人が訪れているか(訪問者数)
- どこから(国や都市)訪れているか(地理的な位置:国・都市)
- どのデバイス(パソコン、スマホ、タブレット)を使っているか
- 2. どこから来たのか(トラフィックのソース)
-
- 検索エンジン(Googleなど)から来たか
- 他のウェブサイトからリンクで来たか
- SNS(FacebookやTwitterなど)から来たか
- URLを直接入力して来たか
- 3. 何をしているか(ユーザーの行動)
-
- どのページを見ているか
- ページをどれくらい見ているか
- 次にどのページに移動したか
- 4. どのくらいの時間を使っているか(セッション状況)
-
- サイトに滞在した時間(平均セッション時間)
- 1ページだけ見てすぐに離れた割合(直帰率)
- 5. 目標達成状況
-
- 商品の購入やフォームの送信など、設定した目標がどれくらい達成されたか
これらの情報から、どのページが人気があるのか、ユーザーがどこで離脱しているのかなどを知ることができ、ウェブサイトやアプリの改善に役立てることができます。
Googleサーチコンソールとの違い
Googleが提供する無料のWeb解析ツールに「Googleサーチコンソール」というものもあり、「Googleアナリティクス」とは役割が違います。
以下のような違いがあります。
GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールの違いは以下の通りです。
- Googleアナリティクス
- Webサイト全体のトラフィックや広告の効果などを詳しく分析するツールです。
- Googleサーチコンソール
- Webサイトが検索エンジンでどのくらい注目されているかを知るツールで、表示回数やクリック数などの情報を提供します。
「わかりにくい?」初心者さん向けに例えを入れてみました。
Googleサーチコンソールは、あなたのWebサイトをネット上の看板に例えると、看板がどれだけ注目されているかを知る道具です。一方、Googleアナリティクスは、その看板に見に来た人がどこから来たのかや、どれくらいの人が見に来てくれたのかを細かく分析する道具です。
要するに、サーチコンソールは看板の注目度を見るもので、アナリティクスはその看板を見に来た人たちの行動を分析するものです。
Googleサーチコンソールについては…以下の記事で詳しく解説しています。「あわせてご覧ください」
Googleアナリティクスで最初に覚えるべき使い方
この章では、Googleアナリティクスで最初に覚えるべき使い方をご紹介します。
色々調べられますが…まず、以下の3つは覚えておくべきです。
- サイト全体のアクセス数
- ページごとのアクセス数
- ユーザーごとのアクセス数
それでは順番に見ていきましょう。
❶ サイト全体のアクセス数
サイト全体のアクセス数を確認する手順をご紹介します。
Googleアナリティクスの起動したら、以下のメニューから進みます。
Menu『❶レポート>❷ライフサイクル>❸エンゲージメント>❹概要』をクリックします。
❶〜❹を処理します。
- エンゲージメント
-
ユーザーがページを閲覧した時間や滞在時間、特定のアクション(クリックやフォームの送信など)を行ったかなどを把握します。
- エンゲージメントのカウント基準
- 10秒以上の滞在
- 2ページ以上の閲覧
- イベントの発生
- エンゲージメントのカウント基準
- セッション
-
ユーザーがサイトを開いてから、一定期間(通常30分)操作がない場合は、自動的にログアウトされます。 (ユーザーがサイトにアクセスして複数のページを閲覧し、その後離れるまでが1セッションとなります)
エンゲージメントの概要
エンゲージメントの概要ページの詳細をご紹介します。
タブの切り替えで、選択された日付範囲内の各項目を確認できます。(上画面の赤破線部)
- 平均エンゲージメント時間
-
平均エンゲージメント時間とは、ユーザーがWebサイトやアプリで過ごす平均時間です。
※ ブラウザで他のタブに切り替えたり、他のアプリに切り替えたりした場合、このエンゲージメント時間にはカウントされません。
具体的には、ユーザー全体のエンゲージメント時間の合計をユーザー数で割ったものです。
この数値が高いほど、ユーザーがWebサイトに興味を持ち、長時間利用していることを示します。
- エンゲージのあったセッション数
-
エンゲージのあったセッション数とは、ユーザーがWebサイトやアプリでクリック、コメント、購入などの行動をした回数をユーザー数で割ったものです。
具体的には、ユーザーがページを見るだけでなく、実際にクリックやコメントなどの行動を起こしたセッションの数です。
この指標は、ユーザーがどれだけ興味を持って行動しているかを知るために使います。
- セッションあたりの平均エンゲージメント時間
-
セッションあたりの平均エンゲージメント時間とは、ユーザーがWebサイトやアプリを利用している間に、1回の訪問(セッション)あたりでどれくらいの時間を費やしているかの平均を示します。
具体的には、すべてのセッションの総エンゲージメント時間をセッション数で割ったものです。
この数値が高いほど、ユーザーがWebサイトに興味を持ち、長時間滞在していることを示します。
過去30分間のユーザーとは、リアルタイムレポートの一部で、Webサイトにアクセスしているユーザーの現在の状況を把握するための情報です。
リアルタイムでどれくらいの人がWebサイトのどのページを利用しているかが分かります。
タブの切り替えで、選択された日付範囲内の各項目を確認できます。(上画面の赤破線部)
- 表示回数
-
表示回数とは、Webサイトやアプリのページが表示された回数です。
あるページがユーザーによって何回表示されたかの総数です。
ユーザーがあるページを一度訪問し、リロードしたり、別のページから再度そのページに戻ったりした場合、それぞれが表示回数としてカウントされます。
どのページが最も人気があるのか、または特定のページにユーザーがどれだけ関心を持っているかを分析するために使います。
- イベント数
-
イベント数とは、ユーザーがWebサイトやアプリ上で特定のアクションを行った回数です。
イベントは、ページの読み込み以外のユーザーアクション(例:ボタンのクリック、動画の再生、ファイルのダウンロードなど)を追跡するために設定されます。イベント数はこれらのアクションが行われた回数です。
ユーザーが「購入」ボタンをクリックする、フォームに入力して送信する、ビデオを再生するなどの行動がイベントとしてカウントされます。
ユーザーの行動やエンゲージメントを深く理解するために役立ちます。
特定のボタンのクリック率や、動画の視聴回数を追跡することで、どのコンテンツや機能がユーザーにとって有用かを評価できます。
- イベント数(イベント名)
-
イベント数(イベント名)では、各イベント名に対するイベント数を確認できます。
イベント名の詳細は以下の通りです。
- page_view:ページ表示回数
- ユーザーがページを表示した回数を示します。
これは最も基本的なイベントで、ページの閲覧状況を把握するのに役立ちます。
- ユーザーがページを表示した回数を示します。
- session_start:新しいセッションの開始
- 新しいセッションが開始されたことを示します。
ユーザーがサイトにアクセスした際に最初に記録されるイベントです。
- 新しいセッションが開始されたことを示します。
- user_engagement:一定時間以上のユーザーのアクティブな滞在
- ユーザーがサイトやアプリ上で一定時間以上アクティブであったことを示します。
ユーザーが特定の時間(例えば、10秒以上)ページにとどまった場合に記録されます。
- ユーザーがサイトやアプリ上で一定時間以上アクティブであったことを示します。
- first_visit:初回訪問
- ユーザーが初めてサイトやアプリを訪問したことを示します。
新規ユーザーの数を追跡するのに役立ちます。
- ユーザーが初めてサイトやアプリを訪問したことを示します。
- scroll:ページのスクロール
- ユーザーがページをスクロールしたことを示します。
ユーザーがページのどれくらいの部分まで閲覧したかを把握するのに役立ちます。
- ユーザーがページをスクロールしたことを示します。
- click:リンクやボタンのクリック
- ユーザーがリンクやボタンなどをクリックしたことを示します。
ユーザーがどれくらい頻繁に行動しているかを追跡するのに役立ちます。
- ユーザーがリンクやボタンなどをクリックしたことを示します。
- view_search_results:サイト内検索結果の表示
- ユーザーがサイト内検索を行い、検索結果ページを表示したことを示します。
ユーザーがどのような検索を行っているか、検索結果にどの程度満足しているかを把握できます。
- ユーザーがサイト内検索を行い、検索結果ページを表示したことを示します。
- page_view:ページ表示回数
- 表示回数(ページタイトルとスクリーン クラス)
-
表示回数(ページタイトルとスクリーン クラス)では、表示回数の多い順にページタイトルと表示回数を確認できます。
※ スクリーン クラス:「ホーム画面・商品詳細画面・プロフィール画面」など
どのページが一番人気があるのかを一目で判断できます。
- ユーザーのアクティビティの推移
-
ユーザーのアクティビティ推移では、選択された日付範囲内で「1日・7日・30日」ごとの訪問ユーザー数の推移を確認できます。
ユーザーの行動パターンやトレンドを分析することができます。
- ユーザーのロイヤリティ
-
ユーザーのロイヤリティーでは、選択された日付範囲内で「DAU/MAU・DAU/WAU・WAU/MAU」ごとのリピートユーザー数を確認できます。
ユーザーがサイトやアプリに対してどれほどの忠誠心を持っているかを評価するのに役立ちます。
各項目の詳細は以下の通りです。
- DAU/MAU
- 1日あたりのアクティブユーザー(DAU)が月間アクティブユーザー(MAU)に対してどれくらいの割合を占めているかを示します。
毎日サイトやアプリを利用するユーザーの割合を測定します。
- 1日あたりのアクティブユーザー(DAU)が月間アクティブユーザー(MAU)に対してどれくらいの割合を占めているかを示します。
- DAU/WAU
- 1日あたりのアクティブユーザー(DAU)が週次アクティブユーザー(WAU)に対してどれくらいの割合を占めているかを示します。
ユーザーが週にどれくらい頻繁にサイトやアプリを利用しているかを測定します。
- 1日あたりのアクティブユーザー(DAU)が週次アクティブユーザー(WAU)に対してどれくらいの割合を占めているかを示します。
- WAU/MAU
- 1週間あたりのアクティブユーザー(WAU)が月間アクティブユーザー(MAU)に対してどれくらいの割合を占めているかを示します。
ユーザーが月間のうちどれくらいの頻度で週次でアクティブであるかを測定します。
- 1週間あたりのアクティブユーザー(WAU)が月間アクティブユーザー(MAU)に対してどれくらいの割合を占めているかを示します。
ユーザーのアクティブ度やロイヤリティを詳細に評価し、サイトやアプリの改善に役立てることができます。
- DAU/MAU
❷ ページごとのアクセス数
次に、ページごとのアクセス数を確認する手順をご紹介します。
Menu『❶レポート>❷ライフサイクル>❸エンゲージメント>❹ページとスクリーン』をクリックします。
❶〜❹を処理します。
ページとスクリーン: ページパスとスクリーン クラス
ページとスクリーン: ページパスとスクリーン クラスページの詳細をご紹介します。
- 表示回数
-
ページパスとスクリーンクラスの表示回数を確認できます。
表示回数によって、人気のある記事(ページ)を把握することができます。
※ 同じユーザーが複数回表示した場合も加算されます。
- ユーザー
-
ユーザーの数を確認することができます。
ユーザー数に基づいて、訪問者数を把握することができます。
- ユーザーあたりのビュー
-
ユーザーあたりのビューとは、「表示回数÷ユーザー」のことです。
この数値が高いページパスとスクリーン クラスには、収益を得るためのリンクや広告などの工夫を行うと効果的です。
また、この数値が低いページパスとスクリーン クラスには、内部リンクを増やす対策をします。
- 平均エンゲージメント時間
-
平均エンゲージメント時間とは、ページパスとスクリーンクラスの「閲覧・滞在」時間の平均です。
平均エンゲージメント時間が短いページパスとスクリーンクラスは、改善の余地があります。
※ 読者に興味を持たれていない可能性が大きいです。 - イベント数 全てのイベント
-
ページパスとスクリーンクラスで発生したすべてのアクションです。
キーイベント 全てのイベント-
この記事では、割愛します。
合計収益-
この記事では、割愛します。
❸ ユーザーごとのアクセス数
最後に、ユーザーごとのアクセス数を確認する手順をご紹介します。
Menu『❶レポート>❷ユーザー>❸ユーザー属性>❹概要』をクリックします。
❶〜❹を処理します。
ユーザー属性の概要
ユーザー属性の概要ページの詳細をご紹介します。
- ユーザー (国)
-
ユーザー
(国)では、ユーザーの所在地を確認できます。日本で日本人向けにブログを運営している場合、ほとんどが「Japan」と表記されます。
- 過去30分間のユーザー
-
過去30分間のユーザーとは、リアルタイムレポートの一部で、Webサイトにアクセスしているユーザーの現在の状況を把握するための情報です。
リアルタイムでどこの国のユーザーが何人、Webサイトを利用しているかが分かります。
- ユーザー (市区町村)
-
ユーザーを確認できます。
(市区町村)では、訪問したユーザーが所在するおおよその市町村区地域密着型のブログを執筆している場合、想定していたユーザーがアクセスしているか、または他の市町村区からのアクセスが多いかなどの分析が可能です。
- ユーザー (性別)
-
ユーザー
(性別)では、訪問したユーザーの男女比を確認できます。この比率が大きく偏る場合、性別を意識したコンテンツ作りをすると効果的です。
- ユーザー (インタレスト カテゴリ)
-
ユーザー
(インタレスト カテゴリ)では、訪問したユーザーがどのようなカテゴリーに興味があるのかを確認できます。※ インタレスト カテゴリとは、ユーザーがオンラインで示した行動や閲覧履歴に基づいてGoogleが推定した興味・関心に基づいています。
インタレスト カテゴリは以下の通りです。
- Technology/Technophiles
- テクノロジー/テクノファイル
- Lifestyles & Hobbies/Shutterbugs
- ライフスタイル&趣味/写真好き
- Technology/Social Media Enthusiasts
- テクノロジー/ソーシャルメディア愛好者
- Media & Entertainment/Comics & Animation Fans
- マスメディアとエンターテイメント/コミック&アニメのファン
- News & Politics/Avid News Readers/Entertainment News Enthusiasts
- ニュースや政治に関心が高く、エンターテイメントニュースに熱心な読者向け。
- Technology/Mobile Enthusiasts
- モバイル愛好家向けのテクノロジーに関する情報
- Media & Entertainment/Book Lovers
- メディアとエンターテインメント/本好き
※ 対象サイトによってインタレスト カテゴリは異なります。
- Technology/Technophiles
- ユーザー (年齢)
-
ユーザー
(年齢)では、訪問したユーザーの年齢層を把握できます。例えば…
- 18-24:若い年齢層であれば、簡素で砕けた文脈で画像を多く使用する。
- 45-54:中高年齢層であれば、繊細で知的な文脈でしっかりした文章を織り込む。
訪問ユーザーの多い年齢層を意識したコンテンツを作ると効果的です。
- ユーザー (言語)
-
ユーザー(言語)では、訪問したユーザーの言語を確認できます。
日本語コンテンツを制作している場合、ほとんどのアクセスは「日本」からです。
まとめ!Googleアナリティクスの使い方!最初に覚えるべきポイント
Googleアナリティクスの使い方で…まず!最初に覚えるべきポイントをご紹介しました。
「とりあえず使ってる?」「なんとなく使ってる?」「全然使っていない!」という方は…
是非、Googleアナリティクスを有効的に使ってサイト改善に役立てましょう。
この記事がお役に立てば嬉しいです。
「最後まで、ご観覧いただきありがとうございました。」
また、次の記事で…お会いしましょう。\^^/